お願い・不満
してほしいことって、どこまで言っていい?
自分の気持ちも大切にしながら、相手の気持ちや選ぶ自由も大切にして伝えること。
先に結論我慢しない。でも、押しつけない。
してほしいことって、どこまで言っていい?
恋愛の発信を見ていると、「重い女になるな」「男性を束縛するな」「彼に求めすぎない方がいい」「期待しない方が幸せ」みたいな話、よく見ますよね。
これ、正しい部分もあります。相手に何でも求める。自分の不安を全部相手に解消させる。相手の時間や自由を尊重しない。こうなると、関係は普通に苦しくなります。
だから、「求めれば求めるほどいい」という話ではないです。
でも、そこから「何も求めない女性がいい女」になるのも、僕は違うと思ってます。
自分の希望を伝えることって、本当に“重い”ことなんでしょうか?
何も求めない女性が、いい女ではない
本当はもっと会いたい。もう少しLINEしたい。電話したい。誕生日は大切にしてほしい。その言い方は嫌。休日をもう少し二人で過ごしたい。
でも、「重いと思われたくない」「彼も忙しいから」「私が我慢すればいい」と思って言わない。
その結果、本音とは違う言葉を使います。「別にいいよ」「好きにすれば?」「疲れてるなら会わなくていいよ」「もういい」。
で、我慢が限界になってから、「いつも私ばっかり!」「普通彼氏ならこうするでしょ!」って爆発する。
僕は、希望を持つこと自体はわがままじゃないと思ってます。問題は、どう伝えるかです。
「お願い」と「要求」は、似てるけど違う
ここ、一回分けたいです。どちらも元には「私はこうしてほしい」があります。
「帰りが遅くなる時、一言あると私は安心する」もお願いです。
「絶対○時までに連絡して」は、相手の事情を聞く前に答えを決めています。
ただし、安全や尊重に関わることは別です。「これは私は受け入れられない」と明確に言う必要もある。そこは次のLESSON 08で扱います。
「私はこうしてもらえると嬉しい」と伝えて、相手に答えを選ぶ余地がある。例:もう少し会えると嬉しいんだけど、〇〇くんは今どれくらいがちょうどいい?
「私はこうしてほしい。だからあなたはそうすべき」と、相手の答えを最初から決めている。例:普通付き合ってたら週1くらい会うでしょ。
希望は伝えていい。でも、相手を従わせることとは別。
「我慢」と「思いやり」も分けたい
仕事で疲れているから今日は電話を短くする。大事な予定があるから会う日をずらす。相手が一人で過ごしたい日に、その時間を尊重する。これは普通に思いやりです。
でも、本当は嫌なのに「嫌われたくないから」だけで我慢する。本当は会いたいのに「重いと思われたくないから」言わない。本当は傷ついたのに「こんなこと気にする私がおかしい」と飲み込む。
これが続くなら、思いやりではなく我慢になっている可能性が高い。
僕は、「嫌われたくない」が理由になっている我慢には、一度気づいた方がいいと思ってます。
相手を思いやることと、自分を消すことは別です。
言えないなら、相手には伝わっていない
これは少し厳しく聞こえるかもしれないけど、僕は「言えないなら、相手には思っていないのと同じ」くらいに考えてます。
別に、言えないあなたが悪いと言いたいわけじゃないです。相手はあなたの頭の中を読めない、という話です。相手、エスパーじゃないんですよね。
本当は電話したい。でも「眠いなら寝ていいよ。おやすみ」と送る。彼は「分かった。おやすみ」と返す。そこで「なんで電話したいって察してくれないの?」と思う。
本当は会いたい。でも「疲れてるなら会わなくていいよ」と言う。相手が「じゃあ今日はやめよう」と言った時、本音を伝えていないのに「私より他のことが大事なんだ」と解釈してしまう。
察してくれなかったことまで、全部相手の責任にはできません。察してもらう恋愛より、言葉にする恋愛へ。僕はそっちの方が、長く続くと思ってます。
「察してほしい」と思うのも、普通です
もちろん、言わなくても彼からしてほしい気持ちは分かります。断られるのが怖い。嫌われるのが怖い。自分から言うと負けた気がする。お願いして叶えてもらうより、自発的にしてほしい。
例えば、誕生日に花がほしいとして。自分から言って買ってもらうのと、彼が考えて買ってくれるのでは、嬉しさが違うこともあります。これは普通です。
でも、彼が察してくれなかったことだけで、「愛されていない」まで結論づけるのは別。相手の愛情と、あなたの希望を知っているかは分けて見た方がいいです。
本音は言う。でも、全部そのままは投げない
本音を言うべき、というと「じゃあ思ったことを全部そのまま言えばいい?」となりやすい。でも、僕はそうは思いません。
例えば「あなたの友達ほんと無理」という感情が出たとしても、そのまま投げる必要はない。
本当に解決したいのが「友達といる時、私はいつも放置されるのが寂しい」なら、伝えるべきなのはそこです。
LESSON 06でやったように、感情が出たあと、一回整理する。本当に伝える必要があることは何かを見る。これが大事です。
不満と、人格否定は別
不満を伝える時は、相手の行動と、相手そのものを分けてください。相手を悪い人にしなくても、自分の不満は伝えられます。
「ほんと気が利かないよね」「あなたって本当に自分勝手」「普通彼氏ならそれくらいする」
「昨日、誕生日なのに何もなくて私は少し寂しかった」「予定が変わった時に一言あると私はありがたい」
「普通こうするでしょ」ではなく、「私はこう感じる。私はこうしてほしい。」
ハピ式|お願いを伝える4ステップ
言い方を丸暗記するための型ではありません。どんな不満でも、頭の中をこの順番で整理するための型です。
- 01事実
何が起きた? 例:最近、会う予定が月1回くらいになってる。
- 02気持ち
私はどう感じた? 例:私はもう少し会えたら嬉しいなと思ってる。
- 03希望
本当はどうしてほしい? 例:会える日をもう少し作れたら嬉しい。
- 04相手
相手はどう思う? 例:〇〇くんはどれくらいがちょうどいい?
私はこう。あなたはどう? まで聞いて、初めて二人の形が作れます。
よくある恋愛の場面で、分けてみる
後者の言い方が正解、という話ではないです。ただ、相手を責めずに、自分が何を望んでいるかが伝わりやすくなります。
- 会いたい「普通彼氏ならもっと会うでしょ」ではなく
「私はもう少し会えると嬉しいんだけど、〇〇くんは今どれくらいがちょうどいい?」
- LINE「なんでLINEしてくれないの?」ではなく
「一日一回くらい話せると私は嬉しいんだけど、LINEってどれくらいが楽?」
- 誕生日「元彼はもっとちゃんとしてくれた」ではなく
「私は誕生日を結構大事にしたいタイプで、昨日は少し寂しかった」
- 友達・趣味「私より友達の方が大事なんだ」ではなく
「友達との時間も大事なのは分かってる。私は二人で過ごす日も、もう少し作れたら嬉しい」
でも、お願いしたら重いと思われない?
希望を持つこと自体は重くないです。相手の答えを認めず、何度も従わせようとすれば負担になることはある。だから、お願いと要求を分けます。
「言わなくても気づいてほしい」と思うのも分かる。でも、気づかなかったことだけで愛情を判断しない。
「伝えてNOと言われるのが怖い」も自然です。ただ、言わなければ、その人があなたの希望に合う人かどうかも分からない。NOを知ることも、相手を知ることです。
自分ばかりお願いしていいのかな、と思うなら、「私はこう。あなたはどう?」までセットにしてください。相手の希望も聞けば、一方的な関係にはなりません。
伝えたのに変わらないなら、伝え方だけの問題ではない
一回伝えた。相手の考えも聞いた。何度か話した。それでも毎回約束を破る。不満を聞く気がない。こちらの希望を馬鹿にする。一切歩み寄らない。
ここまで来たら、伝え方を改善し続ければ必ず相手が変わる、という話ではないです。
相手が二人の関係を作る意思があるのかを見る必要があります。お願いレベルなのか、譲れない境界線なのか。そこはLESSON 08で扱います。
内容が正しくても、話すタイミングが悪ければ伝わりにくい。どう話し合うかはLESSON 09で一緒に考えます。
恋愛は、違う二人で形を作っていくもの
LESSON 03で、LINEや会う頻度に一つの正解はなく、違うなら二人で作る、と話しました。
その二人の形を作るためには、自分が本当はどうしたいのかを言葉にする必要があります。
僕は、嫌なことや希望はちゃんと言った方がいいと思っています。ただし、本音を何でもそのまま投げればいいとも思いません。
我慢しない。でも、押しつけない。自分の希望を伝える権利がある。相手にもNOと言う権利があります。
恋愛は、自分の希望を叶えてくれる人を操作するものじゃない。違う二人が、話して形を作っていくものです。僕はそう思ってます。
我慢するか、要求するか、ではない。希望を言葉にして、二人で調整する。
このLESSONの一言我慢しない。でも、押しつけない。